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ハッカーが集まる場所 ハッキングフォーラム

Published / by draco / ハッカーが集まる場所 ハッキングフォーラム への1件のコメント

世界中のハッカーが集まる掲示板、ハッキングフォーラムについてです。

ハッキングフォーラムとは?

ハッキングフォーラムとは、世界中のハッカーが集まる掲示板で攻撃ツールやデータ漏洩させた情報を売買したり、ハッカー同士が交流したりするアンダーグラウンドフォーラムです。

ハッキングフォーラムには、違法のコンテンツが多く含まれるためサイバー犯罪者の活動場所でもあり、法執行機関によってマークされています。

カーディングと呼ばれる他人の盗んだクレジットカード情報を売買しているフォーラムや企業のデータベースから盗んだ顧客情報を売買するフォーラムなど、ハッキングフォーラムには独自のコミュニティがあります。招待限定や有料会員制などオープンではないフォーラムもあります。

サイトへのアクセスはダークウェブにも存在していますが、クリアネット上からもアクセスが行えます。

違法のコンテンツがないフォーラムも中には存在しますが、ハッカー同士が内密に取引している場合も考えられます。取引にはBitcoin、Ethereum、Moneroなどの仮想通貨が使われることが多いです。

過去に存在していたハッキングフォーラム

ShadowCrew

2002年8月から2004年11月まで、ShadowCrew.com というドメイン名で運営されていたハッキングフォーラム界の先駆者、ShadowCrewは現在のハッキングフォーラムの基礎を築いたと言われています。

ShadowCrewでは、ハッキングの手口、ソーシャルエンジニアリング、クレジットカード詐欺、ウイルスの開発、フィッシングなどのトピックが含まれていました。

ShadowCrewの管理者ブレット・ジョンソンが捕まり、法執行機関に協力したことでShadowCrewは内部から崩壊していきました。

また、Netflixの「偽りなき偽りのデジタル社会:死と嘘のインターネット」のエピソード5,6はShadowCrewについての話が描かれています。

CardersMarket

CardersMarket.comのドメイン名で知られていたCardersMarketは、テレビなどでも報道されたハッカーのアイスマン(マックス・バトラー)が運営していたハッキングフォーラムです。ここでは、盗んだクレジットカードアカウント情報、個人識別情報や財務情報の違法な取得、使用、および販売に専念していたとされています。

アイスマンによるサイバー犯罪の被害総額は100億円と言われています。またアイスマンは当時、闇業界で有名だった4つの競合サイト(スカンジナビアンカーディング、バウチト、トークキャッシュ、ダークマーケット)を潰して盗んだ会員データを元に、勝手に会員達を自分のサイトに追加しました。

アイスマンは自分のサイトを3人の協力者に任せていましたが、協力者の一人がFBIで残る二人は法執行機関の情報提供者であったために、ShadowCrew同様にテイクダウンされました。

RaidForums

raidforums.comことRaidForumsはデータ漏洩させられた情報、ハッキングツール、およびポルノなどのトピックを配信していました。50万人以上のユーザーが集まった世界最大級のハッキングフォーラムと言われています。

2015年から2022年まで活動していましたが、同年4月12日に法執行機関によりテイクダウンされています。創設者のディエゴ・サントス・コエーリョは米国の裁判所から保護観察付き懲役20年の判決を受けました。

現在でも運営しているハッキングフォーラム

noteでもこのトピックについて触れていますので、こちらからご覧ください。

https://note.com/8mtar0/n/na445a3f199be

以上でハッキングフォーラムについて終わりにしたいと思います。