いろんな機能を使うことができる万能ツールのCyberChef(サイバーシェフ)についてです。
CyberChefとは?
CyberChefはイギリスの情報機関GCHQ(政府通信本部)によって開発されたツールでデータの解析、暗号化、復号化、圧縮など多岐に渡ることを簡単に行うことができるWebアプリケーションになります。
なんでも行えることからGCHQはこのツールを、The Cyber “Swiss Army Knife”と呼ぶほど。
使い方
使い方は至ってシンプルで、ブラウザからCyberChefのリンクに飛ぶだけです。
オフライン環境で使いたい場合はページ内の一番左上からCyberChefをダウンロードします。
https://gchq.github.io/CyberChef/
Step1
画面右上の「Input」に値を挿入する。
Step2
画面左上の「Operations」でStep1で挿入した値に
対して、何を行いたいのかをクリックかドラッグ&ドロップしてRecipeに加える。
Step3
画面中央下の「BAKE!」をクリック
Step4
画面右下の「Output」に結果が表示される。
基本操作はこれだけです。
試しに、日本語文字列をURLエンコードしてからBase64エンコードしてみます。
値を挿入
URL Encodeと To Base64 EncodeをRecipeに加える。
「BAKE!」をクリック
「Output」に結果が表示されました。
またデコードしたい場合は、「Output」の隣のマークを押して「BAKE!」を押すことでデコードしてくれます。
さらに「BAKE!」の隣の「Auto Bake」にチェックを入れた状態で、「Output」の右のマークをクリックすれば自動で「BAKE!」してくれます。
「Auto Bake」は、自動で「BAKE!」してくれるので便利な機能ではありますが、自分の意図していない結果になる時もあるので、使い分けていく感じになります。
CyberChefでは、ファイルも読み込むことも可能です。右上の「Open file as input」を選択。大きなファイルを扱う場合は、処理速度は遅くなります。
CyberChefはCTFなどで暗号の問題を解くときなどに、かなりお世話になりました。CyberChefは機能が豊富なため突き詰めていけば、より複雑な処理もこなせると思います。奥が深いツールです。
以上でCyberChefについては終わりです。